昇段級に関して

【ルール紹介】昇級と昇段の条件(日本拳法会:西日本)

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日本拳法で、昇級や昇段をするには「昇段級審査会」にて規定の戦績を修める必要があります。

日本拳法全国連盟の審議規定を元に、昇段級の条件を下記に記載致しました。

(以下は西日本における昇段級の条件になります。中日本と東日本では異なります。また後日アップしていく予定です)

 

昇級・昇段の条件

・3級:講習会に参加
・2級:講習会に参加
・1級:2級相手に1勝(2戦で無条件取得)+形審査
・初段:1級相手に連続3人抜き(もしくは累計で4人に勝利)+形審査
・弐段:初段相手に連続3人抜き(もしくは累計で4人に勝利)+形審査
・参段:二段相手に連続3人抜き(もしくは累計で7人に勝利)+形審査
・四段: 三段相手に累計3人以上に勝利した状態で連続3人抜き
(もしくは累計で10人に勝利)+形審査
・五段:四段相手に累計7人以上に勝利した状態で連続4人抜き
(もしくは累計で15人に勝利)
・六段:五段相手に累計15人以上に勝利した状態で連続4人抜き
(もしくは累計で30人に勝利)
・七段以降:別に定める

※五段以上の受験の場合など、受験者数の関係で対戦相手に四段や五段の選手がいない場合があります。その場合は臨時措置として対戦相手を現場にいる参段選手にするなど、現場の裁量で受験が行われている場合があります。

 

年齢制限

昇段試合は各段位ごとに年齢による受験制限が設けられております。

・初段 15歳以上
・弐段 16歳以上
・参段 18歳以上
・四段 20歳以上
・五段 24歳以上
・六段 30歳以上
・七段 40歳以上
・八段 50歳以上

※段位の取得には年齢制限が設けられているため、例えば高校生で参段を取るには、誕生月によって取れる方と取れない方が出てきてしまいます。

 

受験制限

段位別に一定期間の受験制限があります。

・初段 一級合格後3カ月以上
・弐段 初段合格後6カ月以上
・参段 二段合格後1年以上
・四段 三段合格後1年以上
・五段 四段合格後2年以上
・六段 五段合格後3年以上
・七段 六段合格後10年以上
・八段 七段合格後10年以上
・九段 別に定める
・十段 別に定める

※例えば、初段になったばかりの選手が次の弐段受験で1回の昇段試合で3人抜きを達成した場合、次の参段受験を続けて受ける事はできず、1年待たないと参段受験を受ける事ができないという事になります。

 

昇段時の納付額

正式には「允許料(いんきょりょう)」と呼ばれますが、昇段の条件を満たした際に各段位別に規定された允許料を収める事で各段位が授けられます。

・初段:10,000円
・弐段:20,000円
・参段:30,000円
・四段:40,000円
・五段:50,000円
・六段:60,000円
・七段:100,000円
・八段:150,000円
・九段:別に定める
・十段:別に定める

昇段級の条件は以上のようになります。

 

 

いかがでしょうか?

日本拳法を始めたばかりの方では、まず初段を取る事が1つの目標になるかと思います。

昇段級試合は年に4回行われておりますので、3級と2級を講習により取得し、その後1級受験で1勝、初段受験で3人抜きを達成できれば、最短1年で黒帯(初段)を取得することが可能になります。

弐段の取得は、初段を1年で取得した場合、半年の経過後に受験する事が可能ですので、初段相手に3人抜きを達成すると取得する事ができます。

その後1年間の受験制限期間を経過した後、参段受験で弐段相手に3人抜きを達成することができれば、初段取得から最短1年半で参段を取得することが出来ます。

従って、日本拳法を始めたばかりの方は、最短3年で参段を取得することが計算上可能になります。

参段の取得を目標に、日々の鍛錬を行ってみるのも良いのではないでしょうか。

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