Kempo Channelのblog 日本拳法のルール

日本拳法のよくある質問【Q&A】

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こんにちは。

本日は、日本拳法に関する事でよくある質問について答えていきたいと思います。

 




日本拳法の勝敗はどうやって決まるの?

日本拳法はポイント制で、一試合は三本勝負で、二本先取した方が勝利となります。

また、一本先取しそのまま試合時間が終了した場合、一本先取した選手が勝利します。

試合時間内に勝敗がつかない場合には、時間無制限の延長により一本勝負もしくは審判による判定によて勝敗が決定されます。

試合時間は2分間もしくは3分間であり、試合により異なります。

 

※イメージとしては剣道のルールとほぼ同じになります。

 

日本拳法って怪我はつきものですか?

防具を着装し、安全面を重視した格闘技になるので、他の格闘技と比較すると外傷による怪我は少なくなってます。

 

一方、防具である「面」が「鉄面」になっているので、「鉄面」を攻撃する事による拳の怪我や足の怪我はよく見られます。

また日本拳法には投げ技があるので、受け身を上手にできないと、肘や肩、膝の怪我の可能性が高くなります。

関節技による攻撃がありますが、関節技は見なし一本と見なされるた事がほとんどであるため、関節技による怪我は比較的に少ないです。

【ほとんど起こらない怪我】

・顔への傷

・耳が潰れる

・目の負傷

・肋骨の怪我

・太ももの怪我(ローキックは禁止のため)

 

【可能性のある怪我】

・拳の怪我(鉄面への攻撃により負傷。バンテージを適切に巻く必要があります)

・足の甲、足首の怪我(鉄面や胴への強い攻撃により負傷。互いに蹴りが交錯した場合による負傷)

・肘、肩、膝の怪我(投げ技に伴う受け身の失敗など)

 

日本拳法って強いんですか?

格闘技なので極めるとどの分野の格闘技でも強いと思います。

日本拳法は打撃、蹴り技、投げ技、関節技といった総合的格闘技であり、かつ防具を着用した実践練習が行えるので、より効果的に強さを身につける事ができると思います。




日本拳法にプロの選手はいますか?

日本拳法のプロ選手はおりませんが、プロの格闘家が日本拳法をされていたり、日本拳法出身のプロ格闘家は数多くおります。

以下は日本拳法出身のプロ格闘家であります。

【ボクシング】

・尾川堅一 選手 -第46代日本スーパーフェザー級王者-

・前田稔輝 選手 -全日本フェザー級新人王-

 

【キックボクシング】

・皇治 選手 -- 現HEATキックルールライト級(60kg)王者-

・長島☆自演乙☆雄一郎 選手 -K-1 WORLD MAX 2010 〜-70kg tournament〜優勝-

 

【シュートボクシング】

・梅野孝明 選手 -シュートボクシング日本スーパーウェルター級王者-

 

【総合格闘技】

・中村優作 選手 -初代WSOF GCフライ級王座-

 

【プロレス】

・拳王 選手 -みちのくプロレス第12代東北ジュニアヘビー級王者-

 

空手や柔道は役に立ちますか?

非常に役に立ちます。

 

特に柔道経験者は日本拳法を始めたばかりの人では優位性がかなり高くなっているかと思います。

 

理由は、日本拳法では面や胴への博撃(強い打撃の事)で一本を取るのが初級者では難しく、日本拳法を始めたばかりの人では中々一本を取る事が出来ないからです。

一方、柔道経験者であれば、相手を倒した後の空撃(いわゆる寸止め)にて一本が取れるので、相手を倒せさえすれば、容易に一本を取る事が出来るからです。

 

また、空手経験者も非常に大きな強みがあります。

空手経験者は速い踏み込みと綺麗な型による攻撃が備わっている為、博撃による残像が綺麗に残るので見た目の印象が良く、一本が取りやすくなっております。

(これは余談ですが、管理人の大学の同級生が高校時代に空手部と柔道部にそれぞれ所属していたのですが、大学から日本拳法を始めて、参段の取得を一度も負ける事無くストレートで獲得されておりました。日本拳法を始めて参段の取得を最短の約3年間で取得していました。明らかにそれぞれが空手の経験と柔道の経験を活かした結果であると感じました)

 

結論ですけども、空手や柔道の経験者は日本拳法を始めるにあたって非常に有利であると思います。

 

40歳で格闘技経験はないですけど始めれますか?

強い意志があれば何の問題もありません。

 

日本拳法では50代の選手も多数おり、多く方が活躍されております。

また日本拳法の試合の中には壮年の部(40歳以上)があるので、実際に現役として活躍されてる選手も全国に多数おります。

 

黒帯はすぐに取れますか?

最短1年で取得可能です。

 

3級から始まり、3級と2級は講習会の参加にて取得できます。

1級(茶帯)は、同じ1級受験者との試合にて1勝すれば取得ができます。

初段(黒帯)受験は、同じ初段受験者を連続して3勝、もしくは日を分けて累計で4勝すれば取得が可能です。

 

昇段級試合は年に4回行っており、初段受験で連続3人抜きをすれば黒帯は1年で取得できるという計算になります。

 

また、日本拳法に関する事で不明な点があれば、できる限りお答えしていきたいと思いますので、問い合わせページより遠慮なく質問を頂ければと思います。

 

宜しくお願い致します。




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