日本拳法によるノーモーションから繰り広げられる面突きと胴突きのシーンを集めた動画になります。
俗に言う日拳ストレートと呼ばれるノーモーションからくるストレートになります。
スピードのある突きがノーモーションからくる為、打撃を受けた選手は反応が出来ず、気が付いたら一本を取られていたという感覚だと思われます。
横打ち(フック)に続く高等な技術となりますが、日本拳法の特徴ともいえる攻撃の1つになるかと思います。
ノーモーション突きはスピードのあるストレートを綺麗に打つ事が出来るので、日本拳法において一本を取る上で多用される技にもなっております。
一方で、ノーモーション突きのデメリットは、相手に動きを悟られない様にする為に上体を預けて後拳を打つ事になるため、後拳を交わされてしまうとそのまま後ろ足も引っ張られて前進してしまうという事です。その為、ノーモーション突きをバックステップなどで相手選手に交わされてしまうとカウンターを合わされやすいという事が起きてしまいます。
カウンター集で動画を挙げておりますが、日本拳法のカウンターはこのノーモーション突きを交わした後に狙って一本を取っている事が非常に多いです。
このように日本拳法では、ノーモーション突きで一本を狙いにいく一方、それを予見して相手選手がカウンターを合わせて一本を取るという心理戦が巧みに使われております。
(ノーモーション突きをフェイントに入れ、相手のカウンターを誘い、そのカウンターに合わせてカウンターを合わせるなどの攻防も動画で確認できるものもあります)
試合で勝って行くためには心理戦が不可欠である事が両動画をご覧頂けるとおわかり頂けるかと思います。
楽しんで見て頂けると幸いです。